プロのドローンパイロット、独立開業や副業で収入を得る道も

 こうしたドローンを活用した新たなサービスの登場にともなって、レベル4飛行を可能にする「プロフェッショナルなドローン操縦者」を求める声も高まってくるでしょう。ドローンを活用した新たなビジネスは、そのほぼすべてが、レベル4飛行ができることを前提としています。

 つまり、国家資格となった一等無人航空機操縦士を取得し、プロフェッショナルな「ドローンパイロット」となることで、独立して収入を得たり、会社勤めをしながら副業として収入を得たりする道が今後、開けていくと考えられるのです。

 もし、「プロのドローンパイロット」を目指す、もしくは副業で収入を得ることを考えるのであれば、国土交通省の登録講習機関に通い、操縦技量と知識などをきちんと身に付け、レベル4飛行を可能にする一等無人航空機操縦士を取得することをおすすめします。

 ドローンを飛ばすことに関する規制をきちんとクリアすること、飛行に関するルールを守ることはもちろん重要ですが、どんなに規制やルールを守っても、ドローンを操縦する人にプロとしてふさわしい操縦技量がなければ事故が起きてしまうリスクが高まります。そうならないように、国土交通省の「登録講習機関」でプロとしての操縦技量を習得することが大切になると考えています。

 今、プロフェッショナルなドローンパイロットへの道が新たに開かれています。そして、ドローンには新規ビジネスを生み出し、例えば高齢者や「チャレンジド(身体に障がいのある人たち)」が収入を得るような新たな道を切り開く可能性もあるのです。

 これからドローンを始めてみようかなという人も、なんとなくドローンに興味を持っているだけの人も、ドローンの可能性を見据えて、新たな道へと足を踏み出すことを考えてみてはいかがでしょうか。