「使うかもしれない箱」は
収納を四角く区切って保管する

 使うかもしれない箱の中には、お気に入りで捨てがたい箱もあるでしょう。それらは、必要な時にサッと取り出せるように収納しましょう。収納空間のロス解消のため、四角く区切るのがポイントです。

●マチつきのファスナー式ショッピングトートバッグを使う
100円ショップで、ポリプロピレン素材のショッピングトートバッグが売っています。丈夫で自立するデザインで、高さも45センチ程度あるので、たくさんある小箱を放り込んでも、枕棚や天井の高さを活かした四角い形にまとまります。「このバッグに入る分だけ保管する、入りきらなくなった分は処分する」と判断する目安にもなります。家の中で余っている収納用品と一緒にまとめておくと、片づけに使いたいときには便利です。

●枕棚や天袋にカラーボックスを置く
天井高のある部屋のクローゼットなら、カラーボックスを横向きに設置すると、空間が四角く区切られ、収納力が上がります。ちなみに、オフシーズンの衣類やかばんなどを平らになるように収納した上で、小箱を放り込んだ100円バッグを乗せるのも手です。

 こうすれば、使うかもしれない箱をキープしておくのは十分可能です。ただし、捨てずに取っておくこと自体が目的化してしまわないよう、くれぐれもご注意くださいね。

 さて、今回は空き箱整理の方法について解説しました。雨で外に出られない日はぜひ、家の空き箱と向き合ってみてください。

 その他、ためてしまったモノの分け方、リバウンドしにくい収納方法については『家じゅうの「めんどくさい」をなくす』という本に書きましたので、詳しく知りたい方はぜひ読んでみてくださいね。

(家族の片づけコンサルタント sea)