コロナ禍で経済動向が大きく変わる中、主要企業はどの大学から学生を採用したのか。総合商社、コンサル、金融、メーカー、流通、運輸、情報通信など、企業別2022年採用大学ランキングを作成した。今回は、大手航空会社の採用大学ランキングをお届けする。(文/ダイヤモンド・ライフ編集部、データ提供/大学通信)
コロナ禍で縮小していた
新卒採用を積極的に
鉄道、航空などの運輸業界は、新型コロナウイルスの感染拡大による旅行中止や企業の出張控えなどにより大打撃を受けた。日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)も例外ではなく、採用中止や採用人数の大幅減に追い込まれた。
その後、コロナ禍の収束に伴い22年度決算では2社とも売上高、利益が急回復。JALはANAよりも一足先に、23年度入社の客室乗務員の新卒採用を3年ぶりに再開した。同年度は航空需要がさらに増えることを見込み、2社とも24年度入社の新卒採用は積極的に行う計画だ。
ANAグループでは客室乗務員の新卒採用を4年ぶりに再開するなど、グループ34社、約2700人の募集枠で幅広く採用する。JALグループも、JAL本体で業務企画職150人程度、自社養成パイロット50人程度、客室乗務員350人程度を採用する計画で、グループ各社でも採用活動を順次行う。
そんな大手航空2社の21年「採用大学」ランキングでは、JALは1位早稲田大学、2位慶應義塾大学、3位桜美林大学。ANAは1位東海大学、2位大阪大学、3位が同人数で東京大学、慶應義塾大学、法政大学、同志社大学だった(職種の内訳は不明)。
果たして、22年のランキングに変化はあったのだろうか。