東海・法政・桜美林など
上位校には養成コースがある

 22年のランキングでは、採用縮小・中止の影響を受けているため、特にANAのほうでは採用大学が東海大学、慶應義塾大学、法政大学しかない。逆に言えば、この3つの大学は、21年のランキングでも難関国立大学や中堅私立など23校の中でもトップ3に入っており、ANAに対して根強い就職力があることがうかがえる。

 とりわけ東海大学が1位を維持しているのは、ANAと航空大学校の協力、アメリカのノースダコタ大学航空宇宙学部との留学協定により、06年4月に国内初の航空機操縦士養成コース「航空操縦学専攻」を開設したからとみられる。プロパイロットになる近道の一つというわけだ。

 一方、JALでは1位に慶應義塾大学が浮上し、早稲田大学が2位に下がった。3位には法政大学が浮上し、桜美林大学が4位となった。早慶の強さが目立つ。

 法政大学はJALと「エアラインパイロット推薦制度」を19年に締結。これにより、同校が推薦した学生はJALのパイロット採用試験の一部が免除される。また、桜美林大学は「アビエーションマネジメント学類」を設けるなど、上位校では航空業界の人材を育てるためのシステムが整っているようだ。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
医科・歯科の単科大等を除く全国743大学に2022年春の就職状況を調査。558大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。立教大、桜美林大以外は大学院修了者を含む。東京大学は「東京大学新聞」、京都大学は「京都大学新聞」より集計。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。(調査/大学通信)