インドでは、「19×19」といった2ケタのかけ算を小学生のうちにすぐに計算する方法を教えています。新刊書籍『ドリル版 インド式かんたん計算法』からの一部抜粋・再編集により、インド式のミラクルな計算法を紹介してきましたが、今回はその総仕上げ。「29×89」のような2ケタの大きな数どうしのかけ算を一瞬で解く方法をお教えします。学習を深めるための練習問題も掲載。この夏休み、親子でインド式かんたん計算法を習得してはいかがでしょうか。
「29×89」…まだある!魔法のかけ算
まず「一の位の数」を見てみよう!
前回は、「インド式かけ算」で「74×76」のような大きな2ケタどうしのかけ算が一瞬で、しかも暗算でできる解き方をお教えしました。
今回お教えするのも、20以上の大きな2ケタどうしのかけ算ですが、前回とは違うパターン。この解き方を使うには、まず一の位が同じで、十の位をたすと10になる数の組み合わせを見つけること。これがポイントです。
29と89を見て何か気づくことはあるでしょうか?
きっとかんたんに見つけられるはず! 29と89の2つの数の秘密は…
(1)一の位の数が同じだということ
(2)十の位どうしをたすと、10になるということ