親子ともにWin-Winを構築できる「考え方」とは?

忙しいなか時間をかけて教えても、子どもが理解してくれない。そんなとき、少しずつ感情的になり、「なぜわからないの?」という言葉が出てしまうのかもしれません。

ただ、ここで感情的になるのではなく、「子どもが理解してくれない理由」について考えてみるのはいかがでしょうか。そして、その原因が自分にあると仮定してみてください。

つまり、「別の教え方をすれば、わかってくれるのではないか」「自分がわかりにくい教え方をしたから、子どもが理解できなかったのではないか」というように考えてみるのです。私が教えて、生徒の理解が進んでない場合は、このように思考することを習慣にしています。

冷静に考え、別のアプローチで教えたり、もっとかみくだいて教えたりすることによって、子どもが理解してくれることは少なくありません。

教える側が同様の場面で、常にこのように考えることによって、少しずつ、わかりやすい教え方ができるようになってきます。そうなると、教える側と教えられる側のコミュニケーションがどんどん円滑になり、Win-Winの関係が築かれていきます

拙著で恐縮ですが、『小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本』も、親子で一緒に学習していただけることが多いようです。親が子どもに教えながら、本書を解き進めていく際も、今回の記事がお役に立てば幸いです。