ユネスコの諮問機関であるイコモスが9月、計画撤回を求めたことで国際問題の様相を呈する明治神宮外苑の大規模再開発。特集『巨大宗教 連鎖没落』(全20回)の#17では、外苑の大地主、明治神宮を傘下に置く神社本庁とその関係団体、さらに外苑再開発や東京五輪に深く関わる政官財のキーパーソンの密接な人脈を大図解で明らかにする。(ダイヤモンド編集部特別取材班)
ユネスコの諮問機関が開発計画の見直しを要求
暗礁に乗り上げる外苑再開発問題
「世界の都市公園史上類のない優れた文化的資産」――。
ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)が9月、そう日本政府に解決策を考えるべし、と注文したことで国際問題の様相を呈してきた、明治神宮外苑の再開発を巡る問題。
ここでその是非は問わないが、外苑の大地主である明治神宮を傘下に置く神社本庁とその関係団体が、外苑再開発や東京五輪に深く関係する政官財のキーパーソンと、かねて密接なつながりがあることは事実だ。
次ページは、そのつながりを最新版の人脈図と共に明らかにする。