英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTube「タロサックの海外生活ダイアリーTAROSAC」でさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)で、超効率的な勉強法を初公開! 本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきのコツを全部教えます!
国によって違う?
“ヤバい言葉”の使い方
How bad words are accepted differs from one country to another.
同じ英語圏でも、「Fワード(fuck)」や「Sワード(shit)」などのヤバい言葉の扱いは、実は微妙に異なっています。
たとえば、アメリカでは「Fワード(fuck)」や「Sワード(shit)」は、汚い言葉とされて、使うと家族などから注意されることが多いようです。
でも、イギリスやオーストラリアでは、比較的寛大に受け止められるようなのです。
英語のスラングで
「やった!」はなんて言う?
こんな例があります。2021年に開催された東京オリンピックの女子100メートル背泳ぎで、オーストラリアのケーリー・マキオン選手が金メダルを獲得しました。
テレビのインタビューで金メダルを獲得した気持ちを
「(大変な時期を乗り越えたことを知っている)姉妹や母に、いま、なんといいますか?(What would you like to say to your sister and mom now?)」と聞かれ、マキオン選手は、
「Fuck yeah!(やった!)」とFワードを叫んだあと、そのことに気づいて「Oh shit!(ヤバッ!)」といって笑っていました。
オーストラリアらしい回答?
もしこれがアメリカで起きたら、「いまのは使ってはいけない言葉でしたね(That was a bad expression to use.)」などとアナウンサーが弁明するかもしれません。
しかし、オーストラリアでは、「なんともオーストラリアらしい、回答でしたね(That was a very Australian response.)」というだけ。笑いのネタになったくらいで見逃されたのです。
また、このやりとりがあとで放送されるときも、オーストラリアでは「Fワード(fuck)」は、さすがに消してありましたが、「Sワード(shit)」はそのまま放送されていたのです。
※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。