若い人たちの活躍は、その出身地のイメージに良い効果をもたらすことがある。藤井聡太氏のすごさは、対戦している場所だけでなく、現地で食べるランチやスイーツにも注目が集まることと言えるだろう。
愛知県に対して「とても魅力的」と回答している人は12.0%いるが、これは前年の8.4%の1.5倍にもなっている。特に30代、40代などの子育て世代で増えているのが特徴だ。
続いて伸び幅が大きかったのは11位の宮城県で、昨年の15位からランクアップした。点数も29.6点から32.2点となった。同県の11位は過去最高順位で、魅力・行動指標における「観光意欲度」が10位、「買いたい土産や地域産品がある」および「地元産の食材が豊富」のイメージは全国4位と、いずれも前年の8位、11位より大幅に上昇し、最高順位を獲得している。
今年の最下位はどこ?
注目される佐賀県の順位
では、下位の都道府県はどうなっているのか。
前年47位の佐賀県は46位(13.8点)となり、最下位から脱出した。
一方で最下位となってしまったのは前年46位の茨城県(13.7点)で、佐賀県と入れ替わるかたちとなった。次いで、45位が埼玉県(15.8点)、44位が群馬県(16.3点)、42位は同率で山口県・徳島県(16.6点)と続く。
47位に立ち戻る結果となった茨城県だが、「とても魅力的」と回答した人が4.9%でとなり、前年の4.4%より も増えている。
田中社長は「関東居住者からの評価は悪くはなく、茨城県に対して「ぜひ行ってみたい」と回答した人が関東では15%、九州は5.1%、中四国では7.2%だった。西日本に魅力が伝わりきれていないのではないか」と見解を示す。