小林製薬・小林一雅会長Photo by Hiroki Kondo

ダイヤモンド・オンラインで読者の反響が大きかった記事の中から、「今こそ読みたい1記事」をお届けする。有名経営者の知られざるエピソードや、意外なあの人の気になる発言、明日から使えるお役立ち情報が満載だ。今回は、2019年5月7日配信の連載「今月の主筆 小林製薬代表取締役会長 小林一雅」の記事を紹介する。

小林製薬の商品はダジャレ!?
何よりも大事にしていることとは

 日用品・大衆薬メーカーの小林製薬は、ニッチな市場を攻めることを得意とする。トイレ用芳香剤の「ブルーレット」や「サワデー」なども、大手企業の競合がいない新たな市場を開拓し、ヒット商品へと成長した。

 現在も同社の代表取締役会長を務める小林一雅氏は、その戦略を「小さな池で大きな魚を釣る」と表現する。

 ニッチ戦略に加えて小林製薬の商品を象徴するのが、そのユニークな「ネーミング」だ。「ダジャレ路線」ともいわれるその独特な名づけには、小林氏が広告代理店で得たある知見が生かされているという。数々のヒット商品を生み出した「原点」とは――。

 卸売業からメーカーに事業転換した経緯を語った『小林製薬のユニークすぎる商品群は「米国のトイレ」に原点があった』や、人気商品の開発秘話を明かした『アンメルツは「ヨコヨコ」にしたらバカ売れ…ロングセラー開発秘話』も併せてチェックしてみてほしい。