採用チャネルの中でどう見られたいか、を考える

いずれの採用チャネルも比較的新しく立ち上がったものであり、当時これらのサービスを使っているユーザーたちは、きっと私たちが会いたい採用候補者の「感度」と重なる部分が大きいと判断し、注力したわけです。それに合わせて意識していたのは「これらのチャネルの中で当社のポジショニングを明確にする」ということでした。

採用チャネルの選定と同じくらい、「そのチャネルの中でどう見られたいか」を考えることも重要です。私たちはいずれのチャネルでも「初期の利用者として、熱心に使い込むことでチャネルを応援する。これを通じてチャネルからも応援される存在になる」ということを意識し、徹底的に活用してきました。

例えば、YOUTRUSTの活用開始時には「すごい副業」キャンペーンでご一緒したり、私がYOUTRUSTの活用方法をnoteで発信したりといった取り組みを実施しました。また、Meetyの企業の裏側へ突撃する名物企画「ウラ凸」の初回は当社から始まっています。同時に社内のメンバーにも「アカウントを作成して、まずは試してみよう!」というように盛り上げをお願いし、草の根的な活動にも取り組みました。

こうして、特にYOUTRUSTやMeetyにおいては「応援する・される」を意識し「共に盛り上げていく」と言うスタンスにこだわりました。

その結果として、当社の2021年採用内定数のうち、この2つのチャネルが約4分の1を占めるほどになっています。その他のチャネルを見てみると、創業期から注力しているリファラル採用や自社HPが約半数ほど。2022年はエージェントやダイレクトリクルーティングなど、より一層多様な採用チャネルの開発を進めていく予定です。チャネルの種類を増やし、多様な方との出会いを生み出すことは、事業と組織の拡大に必ずいい影響をおよぼします。

今回はスタートアップの採用の一歩目とも言える、自社の認知度の高め方、採用チャネルの選び方についてお伝えしました。ぜひ今日から試していただければと思います。