バイヤー側に関しては蔦屋書店や銀座ロフトなどで導入が進んでおり「goooodsを通じてはじめての取引を実施できたブランドが40社程度存在している」(菅野氏)という。都市部の大手小売店以外にも地方のセレクトショップやエステサロン、フィットネスジムなど多様な店舗でgoooodsの活用が始まっているそうだ。

現在は約150ブランドが参加。goooodsは商品の売買が成立した際にブランドから卸売価格の10%の手数料を受け取る
現在は約150ブランドが参加。goooodsは商品の売買が成立した際にブランドから卸売価格の10%の手数料を受け取る

海外では評価額が120億ドルを超えるFaireのような巨大なプレーヤーが生まれつつあるが、日本を含むアジアではまだ勝者がいない。日本ではgoooodsの他にもorosyなどこの領域で事業を展開するスタートアップが複数立ち上がってきている状況だ。

goooodsとしては組織体制を強化しながらデータの蓄積やテクノロジーの活用に取り組み、事業を拡大していく計画。そのための資金としてXTech Ventures、Incubate Fund US、Vela Partnersなどより日本円で5.4億円(為替レートは7月26日時点)を調達した。

「goooodsでは『Everyone, entrepreneur』というミッションを掲げています。情熱を持って自身のブランドを立ち上げているブランドオーナーは、アントレプレナーシップを持っている人たちです。そのような人が挑戦しやすい基盤をテクノロジーで実現していくことが、goooodsの役割だと考えています」(菅野氏)