2022年4月には、個人事業主や中小企業を対象とした「支払い.com」をクレディセゾンと共同で提供開始している。支払い.comは企業間取引で発生する銀行振込の支払いをユーザーが所持するクレジットカードで決済可能にすることで、ユーザーの資金繰りを改善するサービス。UPSIDERと支払い.comを合わせた累計決済金額は、500億円を超えたという。

直近での新規顧客獲得数は月間1000社以上と事業好調なUPSIDERは10月19日、467億円の資金調達を大手金融機関4社からのデットファイナンスによって実施したことを発表した。10月に入って、冒頭の米Brexは従業員の11%をレイオフしたとTechCrunchが報じている。厳しいマクロ環境や資金調達環境が要因と見られるが、UPSIDERは今後も躍進が続くのか。

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エレファンテック、総額21.5億円の資金調達を実施

インクジェット印刷による環境に配慮した電子回路製造技術を開発するエレファンテックは10月17日、ANRI、信越化学工業といったVCや事業会社を引受先とした第三者割当増資により、21.5億円の資金調達を実施したことを発表した。

ジゴワッツ、総額約1億円の資金調達を実施

電気自動車用の普通充電器やカーシェアリングのためのスマートロックを開発するジゴワッツは10月18日、DGベンチャーズ、DGインキュベーション運営のOpen Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合、イードを引受先とした第三者割当増資により、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表した。

Coral Capital、既存投資先グロース向けファンドを組成

VCのCoral Capitalは10月19日、既存投資先グロース向けファンドの「Coral Growth II」をクローズしたと発表した。既存投資先の中でも成長の見込まれるスタートアップに追加投資するためのファンドで、1社あたり5〜20億円の投資を計画。今回のファンド組成完了により同社の運用するファンドの総額は約350億円に達したという。

トレンドExpress、総額約33億円の資金調達を実施

中国向けの越境EC支援を手がけるトレンドExpressは10月19日、グロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家として、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、WMパートナーズ、サファイア・キャピタル、電通ベンチャーズ、DIMENSION、既存投資家であるDNX Ventures、MTG Ventures、エアトリを引受先とした第三者割当増資により、シリーズCラウンドで総額約33億円の資金調達を実施したことを発表した。