アントニオ猪木「紅白にぶつける」
紅白歌合戦の裏で14.9%と民放ではトップの視聴率を記録し、以後大みそかの格闘技は定着。2002年も同じTBSで大みそかに「猪木祭」が放送され、前年からさらに視聴率を増し16.7%となる。
猪木は朝日新聞の取材に対し「プロレスというのは対立構造から始まるわけだから、それをより分かりやすく訴えるには紅白にぶつけるのが一番いい」と発言。敵は対抗戦の相手であるK-1ではなく、紅白だったと語っている。
リング内外で話題をつくり、世間とプロレスしていたと言われた猪木らしい言葉だ。K-1、DSE、猪木という座組による合同イベントは紅白を脅かすと言われるようになる。