飛行機に乗らず、空港で「日帰り旅行」モデルプラン
ゴールデンウィークに飛行機に乗る予定はない人も、空港に「遊びに行く」のはいかがだろうか? 関西、伊丹、神戸、但馬とも、個性的なターミナルを持つ空港だ。混雑するセキュリティゲートを横目に、空港内のエンターテインメント施設を満喫すれば、お金をかけずに旅の気分を味わうことができる。
関西空港は、全長約30m・72分の1スケールで作られた巨大な旅客エプロン模型がある「スカイミュージアム」に行くのがお勧めだ。ターミナルから離れた展望ホールに位置するのでバス(無料)に乗らないと行けないが、だからこそフライト時間が迫っていない時に訪問するのがいい。入場は無料で、実寸大コックピット・キャビン、コントロールタワー・トーイングカー・マーシャラーの各シミュレーターを用いて空港の仕事を体験できるコーナーや、小さい子向けのキッズコーナーも充実している。
同じ展望ホールには日本最大級のエアライングッズ売り場もあり、関西空港オリジナルのリングノートがおみやげにぴったりだ。空港を楽しんだ後は、あえて船で大阪湾を通って海から神戸空港に向かうのもいいだろう。日帰り旅行のモデルプランとしてイチオシだ。
兵庫県豊岡市にある但馬空港もお勧めだ。就航路線は少ないのだが、それを逆手にとって、なんと空港でスカイダイビングができる。さらに、空港敷地内にキャンプ場もある。滑走路を前に、迫力ある飛行機の離着陸を眺めながらのバーベキューは、非日常的でユニークな体験になること間違いない。
最後に、「遊びに行く空港」として定着した感もある伊丹空港も紹介しておこう。屋上展望デッキには大型遊具やおもちゃで遊べる「ボーネルンドあそびのせかい」があり、親子連れに大人気だ。ゴールデンウィークは大混雑が予想されるが、その場合、滑走路を挟んでターミナルの反対側にある伊丹スカイパークに行くのがお勧めだ。飛行機の離発着を大迫力で体感できる公園で、とにかく広く、子ども用の遊具やトイレも完備している。