薬局・薬剤師 サバイバルダンス#21Photo:PIXTA

私立大学の薬学部では約5割が定員割れ。納付金収入が目減りする中、国や自治体などからの補助金は頼みの綱だ。薬学部「淘汰危険度」ランキング(本特集#10『薬学部「淘汰危険度」ランキング【全国56私立大学】1位は加計学園に見捨てられた大学、史上初!財務指標付き』)に続いて、特集『薬局・薬剤師 サバイバルダンス』(全24回)の#21では、薬学部のある全国55私立大学の財務ランキング第5弾として、「経常補助金比率」ワーストランキングを公開する。(ダイヤモンド編集部 竹田孝洋、野村聖子)

収入に占める補助金の割合は?
「経常補助金比率」ランキング

 大学の事業活動収入で大きな比重を占めるのが、入学金や授業料などの納付金。しかし、全国で定員割れの薬学部が続出しており、私立大学の約5割が定員割れ、約3割で80%を切っている。

 少子化が進む今後、納付金収入の減少が避けられない中、命綱となるのが国や自治体などからの補助金だ。

 今回、薬学部のある全国55私立大学の財務諸表について2018年度~22年度の5年間分を分析し、八つの経営指標ごとにランキングを作成。その第5弾では「経常補助金比率」ランキングを公開する。