薬局・薬剤師 サバイバルダンス#22Photo:PIXTA

 少子化の折、学生からの納付金収入が心もとなくなる中、外部からの寄付金を安定して得ている大学はどこか。薬学部「淘汰危険度」ランキング(本特集#10『薬学部「淘汰危険度」ランキング【全国56私立大学】1位は加計学園に見捨てられた大学、史上初!財務指標付き』)に続いて、特集『薬局・薬剤師 サバイバルダンス』(全24回)の#22では、薬学部のある全国55私立大学の財務ランキング第6弾として、「経常寄付金比率」ワーストランキングを公開する。( ダイヤモンド編集部 竹田孝洋、野村聖子)

寄付金収入の割合を示す
「経常寄付金比率」ランキング

 全国で定員割れの薬学部が続出している。今や私立大学の約5割が定員割れ、約3割で80%を切っているが、大学の収入で大きな比重を占めるのは、入学金や授業料などの納付金だ。今後さらに少子化が進むと、納付金以外の収入源がなければ大学の維持は難しくなる。

 来る空前の少子化時代において、大学の生命線となり得る収入源の一つとなるのが、OB・OGなど外部からの寄付金だ。

 今回、薬学部のある全国55私立大学の財務諸表について2018年度~22年度の5年間分を分析し、八つの経営指標ごとにランキングを作成。その第6弾では「経常寄付金比率」ランキングを公開する。