公務員 970人が明かす危機#16Photo:bubaone/gettyimages

都道府県職員ら598人によるアンケートの回答に基づく、政治家からの「政策ゆがめられ度」都道府県ランキングを初公開する。都道府県庁に勤める職員たちは、時に首長と議会の板挟みとなる。その苦悩はいかほどか。特集『公務員970人が明かす“危機”の真相』の#16では、地方自治における「政策ゆがめられ度」の都道府県間の差と、切実な悩みを明らかにする。(ダイヤモンド編集部 猪股修平)

道路予算の配分で県議会からプレッシャー
沖縄では政府からの圧力も職員のストレスに…

 言うまでもなく、公務員にとって、政策は最も重要なものだ。その政策がねじ曲げられれば、仕事のやりがいは大幅に低下する。

 ダイヤモンド編集部は、独自に実施した公務員アンケート(下図参照)で「政治家に政策がゆがめられるケースはあるか」を聞き、結果をランキングにまとめた。

 ランキングとその後の取材によって、政治家の圧力により、公務員のモチベーションが低下しかねない実態があることが明らかになった。

 次ページでは、「政策ゆがめられ度ランキング」を発表し、上位の県の由々しき実態を明らかにする。