公務員 970人が明かす危機#17Photo:iconeer/gettyimages

47都道府県の「職員採用倍率ランキング」を初公開する。地方公務員を志望する者は、少子高齢化と仕事の魅力の低下により減っている。では、職員の採用における倍率では、都道府県別でどのような差が出ているのだろうか。特集『公務員970人が明かす“危機”の真相』の#17では、都道府県ごとの採用倍率を明らかにする。(ダイヤモンド編集部 猪股修平)

技術系の職員は特に不人気
土木では30都道府県で採用枠を満たせず

 安定の公務員を志向する若者は一定数いるとはいえ、充実した給与や柔軟な働き方を求めて、民間企業を志望する人材が増えつつある。

 各自治体は優秀な人材を獲得するため、採用方法の見直しや早期選考の実施で民間企業に対抗しようとている。

 では、現状の職種別の採用倍率はどの程度低下してきているのか。ダイヤモンド編集部は、各都道府県が公表している採用試験の倍率を取りまとめ、ランキングを作成した。

 次ページでは、事務職と土木職員の「職員採用倍率ランキング」を大公開する。