インテリアの進化にも目を見張る。その中心にあるのは15インチの大型タッチディスプレイ。こちらはただ見やすいだけでなく、インフォテインメントのシステム全体を見直しことで操作性が大幅に向上した。
パワートレーンで注目されるのは1.5Lガソリン(130ps/250Nm)の1.5eTSIである。ヨーロッパでもともと設定されていたミラーサイクルエンジンをベースにしながら、バルブタイミングの可変幅をさらに広げたほか、48Vマイルドハイブリッドを組み合わせて効率の向上とドライバビリティの改善を図っている。
日本仕様の詳細は未定だが、パワーユニットは1.5eTSIと2Lディーゼルターボ(150ps/360Nm)の2.0TDIが導入される見込みだ。
新型は安定したフットワークに軽快さをプラス
走りは静粛で、しかもスポーティ
国際試乗会が行われたのは南仏のニース周辺。まずは1.5eTSIを積んだエレガンス・グレードに試乗する。
真っ先に印象に残ったのは、車内が静かなこと。マイルドハイブリッドゆえ、エンジンがかかっていない状態で走行することは基本的にない。それでもエンジン音やロードノイズ、風切り音などはほとんど聞こえず、静粛性は素晴らしい。
乗り心地は先代からいくぶん変化した。これまでのVWは、路面のザラツキや鋭角なショックをことごとく吸収。しかもボディはどっしりと落ち着いていて揺るがず、安心感と快適性が優れている点に特徴があった。