フォルクスワーゲン・パサートにも試乗
静粛性や乗り心地の快適性はティグアン以上に上質
新型パサートの国際試乗会は、新型ティグアンと同時開催された。理由は、MQB evoという新プラットフォーム/1.5eTSIエンジン/最新のインフォテイメント系などをティグアンとパサートで共用しているからだ。
パサートの印象もティグアンとよく似ている。室内の静粛性は素晴らしく、乗り心地は伝統的な重厚感の中に軽快感を感じるタイプ。ただし、静粛性にしても乗り心地の快適性にしても、パサートのほうがティグアン以上に上質だった。
もうひとつパサートで特筆すべきは、ホイールベースが50mm延長され、これがそのまま後席のレッグスペースに充てられた点。これはMQB evoの採用により可能になったという。
パワートレーンは1.5eTSIと2.0TDIに加え、1.5eTSIベースのPHEVも導入される可能性がある。ただし、セダン人気が低迷しているため、新型はヴァリアント=ワゴンのみが設定される見通しだ。
(CAR and DRIVER編集部 報告/大谷達也 写真/Volkswagen)