40歳・50歳・60歳から一発逆転! 稼げる資格#8Photo:maruco/gettyimages

2024年1月から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートしたことで、お金の専門家と呼ばれるファイナンシャルプランナー(FP)に対する注目がにわかに高まっている。自らお金について勉強する人が増えているわけだが、実は、FP資格に他の資格を組み合わせることで、主婦・主夫であっても収入アップを目指せる道がある。特集『40歳・50歳・60歳から一発逆転! 稼げる資格』(全17回)の#8では、その手法を伝授する。(ダイヤモンド編集部編集委員 藤田章夫)

新NISAのスタートで
FP資格の人気が再燃

 ここ数年、人気に陰りが見えていたファイナンシャルプランナー(FP)資格だが、2024年に入り、にわかに注目を浴びている。その理由の一つが、24年1月からスタートした新NISA(少額投資非課税制度)の影響だ。

 これまでの同制度に比べて投資期間と非課税枠が格段に増えたことで、投資に関心を持つ層が急増した。しかも、1月時点で約3万3000円だった日経平均株価は3月に4万円を突破し、7月9日には史上最高値となる4万1500円を記録するなど、マーケットも勢いづいている。

 その一方で、米国金利の上昇に伴って円安が進行し、1ドル=161円台半ばと37年半ぶりの歴史的水準となったり、円金利が上昇し始めたりして、金融を取り巻く環境は激変のさなかにある。しかも、インフレの加速もあって、生活費の上昇による家計の見直しも急務だ。

 そこで、税金・保険・年金などの幅広い知識と視野を持ち、ライフプランの設計を行うお金の専門家であるFPが活躍しやすい状況になっているというわけだ。

 もっとも、一口にFPと言っても、「CFP(R)」や「AFP」「FP技能士」に加え、生命保険協会が認定するFP資格もあるなど、FP資格の仕組みやレベル感は一般に分かりづらい。

 そこで次ページでは、複雑なFP資格の仕組みを解説するとともに、FP資格と組み合わせて活躍できる資格や、主婦・主夫の再就職や年収アップに役立つ資格をお伝えする。