蓮舫批判は「理不尽ないじめ」なのか?国民が抱いた“モヤモヤ”の正体Photo:AFLO

蓮舫批判は「理不尽ないじめ」なのか?

 蓮舫氏が「いじめ被害」を訴えて話題となっている。

 都知事選落選後の7月13日、自身のインスタグラムにライブ配信を行った蓮舫氏。一般人になった今も週刊誌に追いかけられたり、ネットやSNSで誹謗中傷を受けていることについて、息子さんと2人

「蓮舫なら叩いていいって空気は辛かった」「いじめの構図だなって思う」と語り合った後、こんなことをおっしゃった。

「女、政治家、負けた。何言ってもいい的な構図で、すごいよね」

 つまり、蓮舫氏としては今自分に寄せられている批判的な言論というのは、女性蔑視などが背景にある「理不尽ないじめ」だと主張されているのだ。

 これが事実であれば、許される話ではないので、「女性だから」「二重国籍だったから」という理由で蓮舫氏を誹謗中傷しているような人たちは一刻も早く止めていただきたい……と思う一方で、この「被害告発」に対して、何やらモヤモヤしたものを抱える国民も多いのではないか。

 ご存じのように、蓮舫氏には「他人の粗探しをして厳しい言葉で追及をする人」という社会的なイメージが定着している。そのため「因果応報」というか、「自分がよくやっている批判が、ブーメランになって叩かれているだけでしょ?」と冷ややかに受け取っている人もSNSなどでかなりいらっしゃる。

「そんな勝手なイメージを蓮舫さんに抱いていることこそが“いじめ”になっていることに気づかないのか!」という怒声が飛んできそうだが、そういうイメージを政治家としてのブランディングに活用してきたのは他でもない蓮舫氏ご自身という動かし難い事実がある。

 その最もわかりやすい例が「VR蓮舫」だ。