お盆やゴールデンウィークなどは休日割引の対象にならない

 なお休日割引は、「休日」であっても、適用外となる日程があります。これは2022年度以降、「交通混雑期等における交通分散の観点など」を理由に、とくに交通が集中する時期を対象にはじまった措置です。

 2024年度に適用外となる日程は、ゴールデンウィーク(4月27日~4月29日、5月3日~5月6日)、お盆(8月10日~12日、8月17日~18日)、シルバーウィーク(9月14日~16日、9月21日~23日)、年末年始(12月28日~29日、1月1日~1月5日)です。

 ただ、これらの連休のたびに繰り返される大渋滞を見るに、この施策が実際に「交通分散」に寄与しているかどうかは大いに疑問です。昨今の高速道路の渋滞予測はかなりの精度になっています。本当に連休渋滞を緩和したいのであれば「連休中の空いている時間帯に限った割引」や「連休の前日午前中下り、最終日翌日午後の上りを対象とした割引」など、新たな施策を検討してもいいのではないでしょうか。