極上の羊肉を仕入れて、一路富良野へ

 さて、名寄といえばこのお店。1928年創業の羊肉専門店、東洋精肉店です。豪州産の羊肉に加え、羊のハムやソーセージ、サラミなどが店内に所狭しと並べられています。代表の東澤壮晃氏は、イベントで出かけることが多いのて、店は不定休。Mくんは4回目の来店で、ようやく入れたのだそうです。

東洋精肉店代表の東澤壮晃氏東洋精肉店にて。代表の東澤壮晃氏 Photo by F.Y.

 極上の羊肉を仕入れて、今度は富良野へ向かいます。外の気温は35℃。盆を過ぎると北海道は一気に気温が下がると聞いていましたが、何なんでしょうこの暑さは。しかし、空は青く、大地は緑。その中をキャンピングカーで走り抜けるのは快適そのものです。

名寄から富良野へ名寄から富良野へ向かう Photo by F.Y.

 富良野へ向かう目的はただ一つ。「星に手のとどく丘キャンプ場」へ行くためです。満点の星がつかめそうな位置にある、有名なキャンプ場。こちらで星を眺めながら、極上の羊肉をいただこうというわけです。

ピザ窯ピザ窯に金網を敷いたパンを入れて、脂を落としながらじっくりと焼き上げます。パンに落ちた脂がイイ感じに煙を上げるので、薪の煙と油煙が一緒になって、絶妙のスモークとなるのです。キャンプ慣れしたMくんは料理の腕前がプロ並みです Photo by F.Y.

 子供たちを寝かしつけ、星とたき火の炎を見ながら夜中まで語り合いました。とてもいい時間を過ごすことができました。

炎星と炎を眺めながら夜中まで語り合う Photo by F.Y.

 短い夏休み、来週から日常へ戻ります。次号は通常連載に戻り、前回ご紹介したヒョンデ「IONIQ5 N」のインポーターインタビューをお届けします。お楽しみに!

(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)