メルセデス・ベンツ「EQS」、ここがイイ!&ここがちょっと……

 それでは最後に、EQS(EQS450)の○と×を。

■メルセデス・ベンツEQSのここが( ・∀・)イイ!!

1. 絶対的静寂性:遮音の鬼。発泡防音材をこれでもかと多用し、あらゆるノイズを封じている。後部座席で静かに読書ができます。

2. 絶対的安定性:何しろ690kgの“重石”を車体中央下部に置いているのだ。これだけでもドッシリ安定する。そこへエアサスと連続可変ダンパー。悪いわけがない。飛ばして楽しい高級セダン。

3. 絶対的な視界の良さ:ボンネットが短いと、かくも運転しやすくなるものか。前方の見通しが非常に良い。後輪操舵機能のおかげで、全長5225mmのクルマの最小回転半径が、まさかの5.5m。

■メルセデスEQSの、ここはちょっとどうもなぁ……(´・ω・`)

1. 欠ける押し出し感:高いクルマでオラオラしたい方には不向き。

2. 開かないボンネット:用がなくても、開けて中を見たい人もいるんですよね。

3. 中古車価格:2023年式が新車の半額近くで売られている。これはキツい……。

 次回は、メルセデスEQSのインポーターインタビューをお届けします。お楽しみに!

(フェルディナント・ヤマグチ)