新6年としての受験がスタートする前に諦める人は一定数います。諦める人には、大きく2つのパターンがあります。
1つは中学受験をすることができなくなるパターンです。例えば、国立小学校や私立小学校に通っていて内部進学をすることに決めたとか、親の転勤が決まるといったケースが挙げられます。
もう1つは、エネルギーが尽きて中学受験を断念するケースです。最後の1年間はエネルギーが要りますからね。
前者は仕方ないとして、後者のようなケースに該当しそうな場合、5年生の間に心づもりをしておけるとよいと思います。
6年生になるとSAPIXでは平日は夜の9時まで授業を行います。5時から9時まで通して授業を受けることになりますから、これはそれまでの生活とくらべると、どうしても非日常であり、なんとか乗り越える必要が出てきます。そのための心づもりはしておけると良いと思います。
――実際に、金銭的な問題は大きいでしょうか
そうですね。中学受験は絶対にしなければならないものではありませんし、隣のお子さんが中学受験をするから我が家も、というものでもないと思います。