【1分読み切り】人に優しくされない……そんなふうに漠然とモヤモヤしている人、実はアナタ自身に決定的に欠けている点があるかもしれません。
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【精神科医が教える】人に優しくしてもらえる人、ツラく当たられる人の決定的な違いPhoto: Adobe Stock

優しい人が集まる考え方

今日は「人に優しくしてもらうには?」ということについてお話ししたいと思います。

まずは、逆の視点から考えてみましょう。人に優しくしたくなるときというのは、自分に余裕があるときや、優しい気分になっているときですよね。

また人は、自分がされたことを相手に返したくなるものです。つまり、優しくされた相手には、優しくしたくなるというわけです。

一方的に優しくしてほしいと思っている?

つまり、人に優しくしてもらいたいのなら、自分も相手に優しくしたほうがいいということ。しかし、多くの場合、一方的に優しくしてほしいと思うことが多いんですね。

特に相手が優しくないと感じたときはそうです。相手に優しくしてほしいと思うのなら、一方的に優しくしてほしいと思うのではなく、自分が優しくすることが早道なのです。

ギブ・アンド・テイクがない相手はどうする?

ここで「自分が優しくしても、相手が優しくなるとは限らない」という反論があるかもしれません。

たしかに、そういうケースはあるでしょう。自分が優しくしても、それが返ってこない相手なのであれば、その人は「そういう人だ」と割り切り、優しさを期待しないことです。

そういうケースはあるものの、相手に優しくしてほしいのなら、自分が相手に優しくなることが大前提なのです。

周りの優しさを引き出す

自分が優しくない対応をしているのに、相手に優しさを求めても、それはうまくいきません。

ですから、人に優しくしてもらいたいときは、まず自分が優しくしているかどうかを振り返ってみること。そして、相手が優しさをちゃんと返してくれる人であれば、自然と優しくなります。

優しさが優しさを生むという好循環が生まれるのです。最後に、周りのみんなが優しいと感じたら、それはアナタ自身が優しいからだということもいえるでしょう。自分の優しさが、周りの人の優しさを引き出しているのです。