正解は、買い。
トレンドの転換点
C社はトレンドの転換点にあるかもしれません。
ざっくりしたトレンド分析ですが、13週移動平均線が上向きの時は「上昇トレンド」、下向きの時は「下降トレンド」にあると見てください。
C社は13週移動平均線の傾きが「上向き」に変わり、株価は戻り高値を更新したところです。このまま上昇トレンドに転換する可能性があります。
テクニカル分析では、少し買ってみたいところです。

半導体関連株は「シリコン・サイクル」を先取りする
半導体産業には、5~6年ごとに好況と不況を繰り返す「シリコン・サイクル」と呼ばれる波があります。半導体関連株は、そのサイクルを半年から1年先取りして動く傾向があります。
半導体不況の期間に次の半導体ブームが見えてくると、株価は底打ちして上昇を始めます。一方、半導体ブームで業績絶好調のうちに、次の半導体不況を織り込んで、株価は下落を始めます。
したがって、業績だけを見て投資判断をしていると、投資タイミングが遅くなります。
ファンダメンタルズ分析だけでなく、株価のテクニカル分析もあわせて判断したほうが、勝率が高まります。
(本稿は、『株トレ ファンダメンタルズ編』から抜粋・編集したものです。)