大統領選挙の帰趨で米国の政策が変われば、米国に進出している日本企業の業績に影響する。また、直接進出していなくても、金融市場や米国におけるトレンドの変化が日本企業の先行きにインパクトをもたらすこともある。特集『「もしトラ」「もしハリ」損得勘定』(全11回)の#4では、トランプ氏、ハリス氏の公約が実現された場合に日本株で浮かぶ銘柄、沈む銘柄はどれかを徹底検証した。(ダイヤモンド編集部,編集委員 竹田孝洋)
株価関連指標や地域別売上高比率で
「もしトラ」「もしハリ」銘柄を抽出
米大統領選挙の結果でセクター別のメリット、デメリットが見えてきたことを投資に生かす場合、セクターの個別企業を分析する必要がある。
メリットを享受できる可能性があっても、すでに株価が上がっている銘柄もある。それよりは割安な銘柄の方が投資妙味があるだろう。
そこで次ページでは、本特集#3『「もしトラ」なら日経平均4万円超も、「もしハリ」なら?米大統領選後の株価と有望業種を識者6人が徹底検証』で取り上げたトランプ勝利、ハリス勝利で有利になるセクター、不利になるセクターについて、株価関連指標や地域別の売上高比率などに基づいてランキングを作成し、計84の「浮かぶ銘柄」「沈む銘柄」を抽出した。