ドナルド・トランプ次期米大統領は5日、駐中国大使にデービッド・パーデュー元上院議員(共和、ジョージア州)を指名すると明らかにした。パーデュー氏は米ディスカウントチェーン大手ダラー・ゼネラルの最高経営責任者(CEO)を務めた経歴も持つ。トランプ氏は5日の声明で、パーデュー氏は「地域の平和を維持し、中国指導部と生産的協力関係を築くというわたしの戦略を実行する上で重要な役割を果たすだろう」と述べた。上院の承認を必要とする大使人事は、トランプ氏が保護主義的な通商政策への新たな道を開こうとしている中で発表された。トランプ氏は先月、致死性の高い薬物フェンタニルとの関連を理由に、中国から米国に入ってくる全ての製品に10%の追加関税を課すと表明。また大統領選挙運動中には、中国からの輸入品に60%以上の関税を課すと公約していた。
トランプ氏、駐中国大使にパーデュー元上院議員を指名
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