二つ目は、デジタルワークの中で発生するメッセージやアプリケーション、ミーティングなどへの対応が認知的過負荷を引き起こし、感情的な負担や注意の対立が生じる状態を意味する「テクノロジー関連の過負荷」。

 三つ目は、不安定なインターネット環境や新しいアプリの使いにくさなど、オンラインでの業務で遭遇する技術上の問題を意味する「デジタルワークのわずらわしさ」。

 四つ目は、情報や同僚との関係を構築する機会を見逃すことなどへの不安を意味する「見逃しに対する恐れ」。

 五つ目は、デジタルワークにより発生する健康上の問題を意味する「テクノロジーに起因するストレス」である。

仕事を私生活から切り離すのが
難しくなる

 参加者からは、「全てがオンラインになり、昼夜を問わずいつでも仕事に取り掛かれるようになったら、仕事を私生活から切り離すのが難しくなる」「メールを受信したら、すぐに返信しなければならないというプレッシャーを感じる。そうしないと『彼女は家で何をしているのだろう』と思われるかもしれないから」などの意見も聞かれたという。

 Marsh氏は、労働者は、仕事と私生活の境界が曖昧になり、「勤務時間外」にも働かなければならないというプレッシャーを感じていることが多過ぎると指摘する。同氏は、「この調査結果は、デジタルワーカーのウェルビーイングを守るために、研究者と専門家の両方がデジタルワークの職務上の要求を特定し、理解し、緩和する必要があることを強調している」と結論付けている。(HealthDay News 2024年12月17日)

https://www.healthday.com/health-news/mental-health/feeling-techno-strain-from-work-youre-not-alone

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