1月1日に、シングル「桜、ひらり」の配信がスタートし、3月19日には、ニューアルバム『THANK YOU SO MUCH』をリリース。

 昨年2024年の9月23日に最後の夏フェス出演を宣言した『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKA』のライブパフォーマンスが終わり、去り際に言った桑田佳祐の「近々会いましょう」が2025年に早くも有言実行されるとは。

 この時、私もひたちなかでのパフォーマンスを観ていたのですが、私はもちろん、他のオーディエンスの皆さんも、平均年齢68歳という5人のレジェンドバンドメンバーのスピーディーな行動に、驚きとリスペクトの念を抱かずにはいられません。

ヒットソングの共通点は
「イントロ秒数」にアリ!

 前述のB’z やサザンオールスターズなど、30年以上のキャリアをもつバンドの積極的な活動が、年明けから音楽シーンの中心で話題になっていますが、チャートを賑わすヒット曲にはどんな傾向がみえてくるのでしょうか。

 私は、2018年から、ビルボードが発表する年間 JAPAN ChartsTOP100にランクインした曲のイントロ秒数を独自に調査しています。JAPAN ChartsTOP100とはストリーミングやダウンロード、CD売上枚数、YouTubeの再生回数、ラジオでのオンエア数などのデータを集計した上で、人気曲のトップ100をランキング化したデータです。

 イントロ無し曲のヒットが多くなってきたと言われる昨今ですが、昨年2024年はどうだったのでしょうか。調査結果はこちらです。

「だから米津玄師の曲は売れるのか!」音楽評論家が7年かけて導き出した「衝撃の調査結果」過去7年間のビルボード年間TOP100イントロ平均秒数 各種データを基に、筆者作成
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