「子どもは?」「結婚は?」「恋人は?」
私生活の話はコミュニケーションの「つもり」?

ペルシャ猫:今回のケースは、当人同士は分かっていないものの、傍から見て割と分かりやすいセクハラですが、「子どもは?」「結婚は?」「恋人は?」といった私生活介入系の話って、「相手の私生活に興味がある訳じゃなくて、話のとっかかりを探る中で聞いているだけだから」と言う人いるじゃないですか。仕事上は関係ない話だとしても、コミュニケーションを取ろうとする中で、私生活の話を振ってしまったみたいな話って結構難しいな、と(苦笑)

ネコ:あるねー、それも。「こんなのはコミュニケーションじゃん」って、言っていた人がいたなぁ。

ペルシャ猫:じゃあ、「ご趣味は?」は良いのか?とか(苦笑)

みみずく:以前はそういった会話に違和感はなかったけど、さすがに今はできないという意識があるので、飲み会に対する「姿勢」が変わったなあ。職場の延長だと考えれば、当たり前なんだけど。正直、怖くて酔えないし、変なこと言っていないか気になるし。そうなると本来の「飲みニケーション」の意味もなくなりそうだな。

ペルシャ猫:もう、みんなお茶飲みましょう(笑)

「立食」という手もある!
職場の飲み会をやる意味って?

モモンガ:私は以前の職場の宴会は立食だったのですが、そうすると気まずい話題の時はその場を離れたり、立ってると疲れるので、それほど酔わなかったりして、会社の飲み会としては平和でした。

キリン:立食、良いですね。

モモンガ:一所に留まらないので、そこまでディープな話にもならず、色々な人が集まる場としては結構いいですよ。しれっといなくなる人がいても、結構気付かれません。席がなく自由に動けることは、思わぬ副効果がありました。

ネコ:じゃあ、飲み会は立食形式で褒め合おう。

みみずく:ますます職場の飲み会をやる意味がわからなくなってきた。

ネコ:飲み会の目的!大事なことが出て来たぞ。

ペルシャ猫:職場とは別の場でわざわざやるということは、職場ではできないことがあるからということですよね。飲み会は職場の延長とは言え、職場そのものではないですから。そこにヒントがありそうです。

みみずく:職場でもなかなかできない「本音」ベースのやり取りができれば、距離感が適度によくなる効果、自らの業務や成長へのプラスの影響、チームが一体化する効果なんかはあると思う。あくまで、「本音」のやりとりをして大丈夫だという「心理的安全性」が高いことが条件になりそうだけどね。そこにハラスメントは不要ってこと。

※本稿はダイジェスト版です。〈セクハラに遭ったらどうする?〉〈セクハラのない職場づくり〉などを含む完全版をご覧になりたい方は、【こちら】をご覧ください