男女のビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

職場でのセクハラ、当人たちが「セクハラだと思っていない」ケースが意外にも多いそうです。職場におけるさまざまなトラブルを解決すべく、危機管理コンサルティング会社の社員たちが“動物アバター”になって、井戸端会議方式で解決の道を探ります。(エス・ピー・ネットワーク)

>>前編『「ぜんっぜん嫌じゃないですよ!」セクハラ被害を認めない人が無自覚にやっている「重大な罪」とは』から読む

*本記事はエス・ピー・ネットワークからの転載です

職場でのセクハラはなぜ横行するのか
結局は「会社の風土」に染まっている

ネコ:こういう、無自覚で加害者になるケースって……案外、あるあるなのかもしれませんね。結構話を聴くでしょう?

ペルシャ猫:Cさんほどあっけらかんとはしてなくても「これで上司が気持ちいいなら」「それで私も昇進させてもらっているし」といったことをおっしゃる方は結構多いですよね。

キリン:忖度ですね……

ネコ:「対価型セクハラ」?……の亜種?みたいな。

ペルシャ猫:私も驚いたんですが、複数の組織で起きていますし、1人や2人じゃないんですよね。しかも結構年齢層も若いですし。

ペルシャ猫:結局は若いとはいえ、その会社の風土に染まっているということだと思いますが(苦笑)

ネコ:まぁね、若さと美しさを武器に戦う人もいるとは思うけれど。それを一方的に否定するのもどうかと思うけれど…でも、周囲の人はとっても働きづらいなぁ。

ペルシャ猫:「こういうことを甘んじて受け入れないと、評価してもらえないんだ…」と受けとる人はいるでしょうね…。

ネコ:性的なことに対する価値観や好みも人それぞれで…多様性は理解すべしだけれど…。職場ではやめてほしいな。

みみずく:職場だから一定の規律は必要。多様性と言って何でも許されることにはならないはず。創造とかイノベーション、成長の源としての「職場の多様性」の意味をはき違えてはいけない。

ペルシャ猫:そもそも職場で話すべきではないですよね。飲み会だって職場の延長みたいなものですし、「親しき中にも礼儀あり」もありますし。

みみずく:セクハラって根本的に仕事とか職場とかには関係ないものだからね。