「飲みニケーション」が復活したから
セクハラも増加している?

リス:最近は飲み会の機会が戻りつつあるので、こういう相談も一緒に増えてくるのでしょうね…。

黒豹:そう、実際にコロナが明けて、今回のケースのような飲み会でのセクハラ関連の相談が本当に増えてきていますよ。

ペルシャ猫:もともと「飲みニケーション」を重視している風土だと、こういうことも起こりそうですよね。中途入社の人はまだその風土に染まってないからびっくり仰天するみたいな。

リス:確かに「これがうちの社風だから」「昔からこうだから」などの言葉はよく聞きますね。今を生きて欲しいです。

黒豹:そうね、「今を生きて」ほしいのだけれど…「飲み会の場ってプライベートじゃないの?」といった質問はいまだにありますよね…。

ネコ:飲み会の場だからといって、何でも許されるわけじゃありません!そういえば、Z世代はお酒もあまり飲まないって聞いたことがあるのだけれど、キリンさん、どうなんだろう?

キリン:コロナ禍の影響で飲み会にほとんど参加したことがない人は多いと思います。なのでセクハラっぽいことされてもポカンとしてしまう人もいるのかなと…。

ネコ:まっさらな世代!

キリン:「酔ってたから!」って言い訳に出来ないし、言われた方は言われたことを忘れませんよ、とは思いますね…。

リス:「酔っていて覚えていない」は常套句ですよね。都合よくこれを使われると、「なわけあるかい!」って突っ込みたくなる時もあります。

黒豹:クライアント企業の対応を見ていると、被通報者本人が否定しても、信憑性のある目撃証言が多く集まったら、会社としてハラスメント認定して処分するケースは増えていますよ。もちろん冤罪や不当に重い処分にならないように慎重に対応していますがね。