幼稚園や小学校、中学校から高校まで一貫教育が施され、付属の大学に進学できるエスカレーター校は、総じて高い人気を誇ってきた。名門のブランド力と内部進学のシステムは、私立校の高い学費と引き換えにしても得難い価値があった。しかし、少子化に伴う淘汰の波はエスカレーター校にも押し寄せている。輝かしい看板で幻想をまとっていても、実は赤字、定員割れのオンパレードだ。特集『エスカレーター校 クライシス』では、2月6日(木)から全15回(予定)にわたり、名門エスカレーター校の危機に財務とデータから斬り込む。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
#1 2月6日(木)配信
白百合女子大学を擁する名門女子校グループが「全国・全校で定員割れ」の衝撃!ついに初の男子募集を始めた実情とは
「女子大離れ」の逆風を受ける白百合女子大学をはじめ、学校法人白百合学園が運営する幼稚園、小学校、中学校、高校、大学の全てが「定員割れ」(収容定員ベース)に陥っている。傘下の小学校の一つが募集停止したのに続き、中学・高校で初めて男子を募集して共学化するところも出てきた。白百合学園の幼稚園6園、小学校3校、中学校4校、高校5校、大学2校全ての定員充足率を算出し、名門エスカレーター校の実情を伝える。
#2~
Coming soon
Key Visual by Noriyo Shinoda, Kanako Onda