![食事をする女性](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/a/0/650/img_a0c2d7b2bd903ddc3f8d2d99c59f6f4a421640.jpg)
ソロ活の増加はタイパ・コスパ志向?
金銭・休み格差や趣味嗜好の細分化も
なぜソロ活が増えたのか。最近の風潮だと、他人に合わせること自体が、タイパ・コスパが悪いと思われています。他人と一緒だと、やりたくないこと、行きたくない場所に付き合わされることもあるので、ひとりで行動するほうがずっと気楽というわけです。
もっとシビアな観点では、金銭的な余裕や、働く環境によって休暇を取りやすい・取りにくいの「格差」が広がっていると考えられます。
趣味嗜好の多様化、細分化もあります。例えば旅行では、低予算で長期滞在を好む人から、短期間でいいので高級ホテルに泊まって高級レストランで食べたい人もいます。観光地を回りたい人、買い物したい人、映える写真・動画を撮りたい人、食べ歩きをしたい人……。なんでもスマホで事前に情報を得られやすくなっているので、あれもこれも、となりがちです。
テーマパーク業界への提案
「シングルライダー」の他にできることは?
今後も日本では、おひとり様市場が拡大するでしょう。おひとり様を集客する施策は欠かせないものになりそうです。
テーマパークでいえば、「シングルライダー」は基本中の基本。アトラクションの空席に1人客を優先的に案内してくれるので、少ない待ち時間で乗ることができます。レストランには、ひとり客も食事しやすいカウンター席が増えるでしょう。ひとりで場所取りする人用に、何か公認の印を付けておくなど、パーク全体の施策とする工夫も必要です。
最近はインバウンド客が増えたことに対して不満に思っている人も多いですが、夢の国はみんなのものです。おひとり様にとっても居心地がいい空間になることを願っています。