
使用する場面によっては失礼とも捉えられかねない「タメ口」だが、それでもあえて敬語ではなくタメ口を使う人は存在する。そんなタメ口を多用する人のパーソナリティは「イケイケ型」と「マイペース型」の2つに分かれるという。タメ口を使う人の心理とは、一体どのようなものなのか。※本稿は、堀田秀吾『戦略的タメ口 結局、コミュ力の高い人がすべてを手に入れる』(WAVE出版)の一部を抜粋・編集したものです。
「タメ口を使う人」と「使わない人」
ことば遣いとパーソナリティ診断
ことばは、その人の人となりを示すといわれます。実際、タメ口傾向が強い人と、弱い人を社交性という軸から捉え直すと、以下のようなパーソナリティー・タイプに分かれます。
この診断は、どのタイプが優れているかを表しているわけではなく、それぞれの特徴を述べているだけです。これをもとに、それぞれのタイプがタメ口を上手に使っていくための改善策を提案します。

イケイケ型の人は、もともとある程度タメ口を挟むことは得意な方です。タメ口が適切でない場面、相手の性格や好みに合わせる、タメ口の強さを調整するということも意識すると、さらにタメ口上級者の道が開けるでしょう。
マイペース型の人は、少し空気を読むのが苦手なところもあるでしょうから、タメ口を使う際も、丁寧なことば遣いや穏やかなトーンを維持するように努めたりするといいでしょう。さらに、タメ口を使う際に、相手への敬意を示すことばを適宜入れると、良い印象につながります。
気配り型の人は、相手への配慮はもともと得意な人です。その特性を活かして、タメ口を使いながらも、相手への配慮を忘れないことば選びを心掛けることで、より自信を持ってタメ口を挟むことができるようになるでしょう。
最後に、静観型の人は、人見知りだったり、社交が苦手だったりするので、まずは親しい関係の人とのプライベートな場面に絞って、意識的にタメ口を使う練習をしたり、タメ口を使う際の不安や抵抗感について、自己分析を行ったりするといいでしょう。