ファミマ、ローソンより安いセブンのツナマヨ

他にも「手巻おにぎり 北海道産昆布」が138.24円から162円、「五目チャーハン」が348.84円から378円、「若鶏のジューシー唐揚げ弁当」が572.4円から626.4円へと引き上げられた。
一方、セブンの「手巻おにぎり ツナマヨネーズ」は、変わらず138.24円だ。ツナマヨが入っているのに、塩むすびと一緒の値段である。
ローソンの「手巻おにぎり シーチキン®マヨネーズ」が157円、ファミリーマートの「手巻 シーチキン®マヨネーズ」は168円であり、他のコンビニと比べても安い。
ツナマヨの価格から、いかにセブンの本気が詰まっているかがわかるだろう。
セブンのツナマヨは、ウェブサイト『IDレシートBIツール』の「【2024年 最新版】コンビニの人気おにぎりランキング30選〜セブンイレブン編〜」で、人気おにぎりのトップに輝いている。
おにぎり協会の「コンビニおにぎり人気調査2024:おにぎり「両極化」時代、インバウンド需要も拡大」(2025年2月7日 )においても、ツナマヨはセブン、ローソン、ファミマ、ミニストップのすべてでトップの人気を誇っており、いかにツナマヨが日本人に愛されているかがわかるというものだ。
セブンは、おにぎりを年間20億個販売している。発売当初は、おにぎりとは家庭でつくるものという常識があったが、今では外で買うことが常識になっている。むしろ、お米を握ったり、海苔をつけたり、具材を入れたりと、手間がかかることから、家庭では敬遠されたりすることもある。
大量生産するので、産地や品種を絞らないブレンド米だ。
かつて、お米は、複数の種類をブレンドすることが消費者を騙すインチキだと、お米屋を軽蔑する対象にしてきたが、セブン-イレブンが、高品質にこだわっているイメージを醸成することで、ブレンド米も「セブンがやっているのだし、おいしいし、気にならない」と消費者意識を大転換してしまったのだ。