
フォルクスワーゲンの主力車、パサート。昨年11月に発売になった最新モデルでは同社の最新プラットフォーム「MOB evo」が採用されています。試乗記でフェルさんが絶賛していた17万6000円のオプションこと「DCC Pro」を造っているのは日本のメーカー、カヤバ。インタビュー後編では、DCC Proで走りがよくなるのはなぜなのか?そして、2015年の“あの事件”以降、日本でフォルクスワーゲンの売れ行きが低迷している事情についても突っ込みます。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
お伊勢参りに“走って”参加、出発地点は熱田神宮
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
週末は、恒例のお伊勢参りランに行ってきました。名古屋の熱田神宮から伊勢神宮まで3日間かけて走るこのイベント。初日は名古屋から四日市まで30km、2日目は四日市から松坂まで50km、最終日が松坂から伊勢神宮まで20km。私は仕事の都合で金曜夜から参加したのですが、フルコースの人は3日間で100kmも走ることになる。これだけの苦行を経てお伊勢様に参るのですから、霊験もあらたかになるというものでしょう。

内宮を参拝した後は、おかげ横丁を散策して打ち上げ会へ。この会の主催者であるタケちゃんこと横瀬武夫くんは、名古屋を中心に14店もの飲食店を経営するやぶ屋グループの経営者。大混雑のおかげ横丁で、更に混雑する人気店を予約しておいてくれて、参拝が終わった時間に待ち時間ゼロでサッと食事を始めることができました。さすがはプロ中のプロ。おかげさまで快適で楽しいお伊勢様ランとなりました。

江戸時代中期以降に、爆発的なブームとなったお伊勢参り。国内移動が難しかった時代でも、お伊勢参りだけは特別扱いで、通行手形もほぼ無条件で発行されたのだとか。無事にお伊勢参りができるもの、天照大御神の「おかげ」というわけです。

タケちゃんは今年60歳。還暦のサプライズで記念品の授与式なども。今年は還暦の仲良し3人組で、ハーレーを駆ってアメリカ横断旅行も計画しているそうです。全行程は難しいですが、不肖フェルも、どこかでスポット参戦しようかと目論んでいます。

というわけで本編へとまいりましょう。フォルクスワーゲンのインポーターインタビュー、続編です。