2社で日大がトップ
地域性が色濃く反映

 JR各社においては、主力事業である鉄道運行の営業エリアがあらかじめ決まっているため、採用活動にも地域性が色濃く反映されやすい傾向がある。

 24年の採用ランキングでは、JR東日本の1位は日本大学、2位は早稲田大学、3位は中央大学だった。昨年に引き続き、日本大学の採用数が際立って多く、強さを見せている。関東および東北地方の大学が上位を占めていた。

 JR東海においても、1位は日本大学、2位は早稲田大学となっており、この2校はJR東日本と同様にトップ2を占めた。3位には京都大学がランクインしている。同社の主力路線である東海道新幹線は関東・東海・関西を結んでおり、採用もこれらの地域の大学から多く行われている。

 JR西日本では、1位が近畿大学、2位が関西大学、3位が関西学院大学であった。関西圏の大学が上位に集中しており、いわゆる「関関同立」と呼ばれる有名私立大学が上位に入っている。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
医科・歯科の単科大等を除く全国757大学に2024年春の就職状況を調査。561大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科、大学院修了者を含まない場合がある(調査/大学通信)
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