
世界で7番目、中東初となるディズニーランドの誕生が明らかになりました。どんなアトラクションができそうか、“Dヲタ”を自称する筆者がファン向けに予測します。実は、東京ディズニーシーにある人気アトラクションが“移植”される可能性もあるのです。一方で、ビジネスモデルに懸念点や死角はないのでしょうか? ユニバーサル・スタジオ・ドバイの頓挫も振り返りながら考察します。(明治大学経営学部兼任講師 中島 恵)
待望の中東初ディズニーランド
アトラクションは何ができる?
米ウォルト・ディズニー社は5月7日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに、ディズニーランドを建設すると発表しました。ディズニー社がデザインなどを担い、アブダビのディベロッパーであるミラル社が建設・運営を担います。
世界で7番目、中東初となるディズニーランドの誕生は、早々に世界から大注目されています。開業時期については、「建設に5〜8年かかる可能性がある」(ディズニー社のボブ・アイガーCEO)とのこと。つまり、2030〜33年頃に開業の見込みです。
ディズニー社は、「UAEは世界人口の3分の1が飛行機で4時間以内に訪問できる観光の重要な玄関口」「ディズニーのキャラクターや世界観と、この国の独自性を融合させる」などと説明しています。
そこでまず気になるのは、どんなアトラクションやキャラクターが目玉となるかでしょう。