福島氏は4社兼務で4377万円
元フジテレビアナも高額報酬
タレント社外取として最も高額な報酬を得ていたのは、フリーアナウンサーの福島敦子氏(63)だった。不動産大手のヒューリックやカルビー、キユーピー、名古屋鉄道の計4社の社外取を兼任しており、推計報酬額は4377万円だった。前回は作家の幸田真音氏(74)に次ぐ報酬額だったが、幸田氏と同3118万円を上回った。
福島氏は中部日本放送(CBC)出身のアナウンサーで、NHKでもキャスターを務めた。米大リーグで活躍したイチロー氏の妻である元TBSアナウンサーの福島弓子氏の姉に当たる。
福島氏に次いで高額だったのが、元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏(53)だ。コーセーやマネーフォワードなどで社外取を務め、同4194万円。名古屋市にある繊維商社のタキヒヨーの社外取を退任したことで兼務社数は1社減ったが、依然として4000万円を超える報酬を得る。
アナウンサー人気は根強く、SBIホールディングスとディップの社外取を務める元TBSアナウンサーの竹内香苗氏(46)が同1933万円。同じく元TBSアナウンサー出身で、JR東海の社外取を務める木場弘子氏(60)が同1570万円となった。