金融、コンサル、公務員…
関関同立で異なる志向

 関西大学の就職先ランキングでは、1位が国家公務員一般職、2位がパナソニックグループ、3位がりそなグループだった。公務員志向の強さが際立つ一方で、大手メーカーや金融機関も堅調だ。

 関西学院大学は、1位がりそなグループ、2位が三菱電機、3位が兵庫県教育委員会だった。金融、メーカー、公務員と、関西大学に似た業界が上位にランクイン。

 同志社大学は、京都銀行とベイカレント・コンサルティングが同順位で1位、3位が村田製作所だった。安定志向の地元企業に加え、高収入志向のコンサルティング企業が上位にランクインした。

 立命館大学は、1位がみずほFG、2位がニトリ、3位が村田製作所だった。金融、メーカー、流通が上位にランクインしている。

 近畿大学は、1位が積水ハウス、2位は一条工務店、ニトリ、大和ハウス工業が同順位だった。住宅・建設系が上位を占め、実直で現場力を重視する学生像が浮かぶ。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
2024年春の大学別の主な就職先。上位3位以内の企業・団体を掲載。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学により、一部の学部・研究科、大学院修了者を含まない場合がある(調査/大学通信)
>>関関同立+近畿大「就職先企業・団体」ランキング2024最新版【全20位・完全版】を読む