ロードスターの内訳は……
参加したロードスターの内訳は以下の通り。
NDが最多の508台。次いでNAが243台、RFが142台でNBが107台。NCは105台と最少だ。最新のNDが多いのは当然として、初期型であるNAがこの数字を維持していることは実にめでたい。単なる工業製品の域を超え、“文化財”と呼んでも良いのではないか。ならば軽井沢の駐車場は文化遺産保存地区だ。厳粛に、だが楽しげに、みんなが自分の愛車を並べ、それを同好の士が眺めている。


会場の方々で、ティッシュの置き場所について激論を交わす人がいたり、愛犬を助手席に座らせて記念撮影する人がいたり、NAのリトラクタブルが片方開かずに往生する青年がいたり、それを「きっとココだよ」と助ける初老の紳士がいたり、と思い思いのひとときを過ごしている。クルマのミーティングなのにガツガツしていない。「まったり」という言葉がぴったりの、とても良い時間が流れている。
マツダは本当に良いクルマを造ったなぁ、と心から思う。
来年は12Rの200人の枠に当選して、取材ではなく参加者としてこのミーティングに来られますように。
(フェルディナント・ヤマグチ)
横浜のR&Dセンターで、珍しいロードスターを発見
こんにちは、AD高橋です。
1992年からスタートした「ロードスター軽井沢ミーティング」。ライター仲間からは「とてもいいイベントだから一度取材に行ったほうがいい」と言われていましたが、なかなか機会が訪れず……初開催から33年経った今年、ようやく訪れる機会に恵まれました。
今年の開催は5月25日、日曜日。高原の新緑が気持ちいい季節に開催されるというだけでウキウキしますね。オープンモデルのロードスターといえば、同じクルマを好きな者同士が集まった時はルーフを開けてオープンエアを楽しみたいというのがファン心理でしょう。
しかし、開催前日は土砂降り。イベント当日も雨が残る心配がありました。ところがフタを開けてみれば雨は上がり、暑いほどの陽気に!聞けば2011年のイベントで雨が降って以来、14回連続で天気に恵まれているそうです。主催者か、参加者かはわかりませんが「もっているなあ」と感じました。