円安でも無問題!夏休みに行きたい「コスパ最高」な海外旅行先は?Photo:PIXTA

予算30万円~
リスボン(ポルトガル)

 最後に紹介するのはポルトガルの首都・リスボンだ。ポルトガルは西欧の中でもかなり物価が安く、円安でも海外旅行が楽しめる貴重な国である。

 その首都リスボンは、レトロな路面電車が石畳の街を駆け抜け、ヨーロッパの古都を味わえる。世界遺産のジェロニモス修道院やベロンの塔の壮麗さは、ポルトガルが繁栄を極めた大航海時代の華やかさを今によく残している。

 また南ヨーロッパらしく夏場は晴天続き。周辺にはカスカイスなどの美しいビーチもある。そして食も楽しみの一つ。新鮮なタラやタコ、イワシなどのシーフードをオリーブ油やスパイスが効いた味付けの料理がポピュラーで、日本人の好みに合う。

 また、卵の濃厚な甘味が特徴のエッグタルトをはじめとしたスイーツも魅力だ。エッグタルトの有名店がリスボン市内にはいくつもあるので、食べ比べるのもいいだろう。

 東京からリスボンの便は、8月8日~15日検索で28万円~40万円ほど(1カ所経由)。欧州最西端とアジア最東端の移動となるので、航空運賃がかさむのは仕方ない。ただし、フルサービスキャリアの中では安めな大韓航空を使ったり、やはり少し時期をずらしたりすれば往復25~27万円台で行ける(6月20日時点)。

 ホテルは3つ星クラスで1泊2人およそ1万8000円~2万5000円ほど。あるいは奮発して、ユニークなホテルや歴史のあるホテルに泊まるのもいいだろう。サッカー界のスター選手クリスティアーノ・ロナウドがプロデュースしたホテルなどが有名だ。

円安でも無問題!夏休みに行きたい「コスパ最高」な海外旅行先は?8月8日~15日でネット検索すると、大韓航空で往復27万円台があった! 写真:筆者提供
円安でも無問題!夏休みに行きたい「コスパ最高」な海外旅行先は?8月15日~22日の航空運賃をネット検索すると、ANAマイルがたまるルフトハンザドイツ航空やポーランド航空で往復25万円台があった!あるいは人気のエミレーツ航空が34万円台である。(6月20日時点) 写真:筆者提供

 中東情勢の緊迫による燃料高騰もあって、航空券の価格はやや高止まりしている。しかし、夏休み時期の国内旅行(特に沖縄や、今年は万博開催中の大阪など)と比べると宿泊費や飲食代は安い場合もある。

 航空チケット代は、まずマイレージ利用やLCCで韓国や中国のハブ空港に飛び、そこから乗り継いで目的地へ向かえば、かなり節約できる。乗り継ぎでハブ空港内の施設やグルメを楽しむのも旅の目的とすれば、時間は案外あっという間に過ぎるものだ。

 今回の検索ではGoogle フライトを使っているが、他にも安い航空券やホテルを探せるサイトは、スカイスキャナーやエクスペディア、トリバゴなど複数あるので、検索してみてほしい。