ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)によるパレスチナ自治区ガザの人道支援への関与を巡る問題が深刻化している。同社は10日、シニアパートナー2人がガザ支援活動への関与を理由に指導的な役職から退くと発表した。BCGは昨秋、イスラエルが主導する支援物資配給の取り組みに参画した。だが、この取り組みは広く批判を浴び、大勢のパレスチナ人がイスラエル軍によって殺害される結果となった。この問題は創業約60年のBCGにとって、前例のない重大な問題に発展している。長年の顧客も怒りをあらわにしている。現・元従業員は、企業に助言を提供する世界的に有名なコンサルティング会社であるBCGが、そもそもなぜガザに関与したのかと非難している。