詐欺電話を見破るポイントは4つ
警察庁が公開した見破るポイントは以下の4つ。肝に銘じておきたい。
ホンモノの警察官は、
○電話で捜査対象となっているなどと伝えることはありません
○メッセージアプリで連絡をすることはありません
○警察手帳や逮捕状の画像を送ることはありません
○個人のスマートフォンに突然ビデオ電話をすることはありません
○電話で捜査対象となっているなどと伝えることはありません
○メッセージアプリで連絡をすることはありません
○警察手帳や逮捕状の画像を送ることはありません
○個人のスマートフォンに突然ビデオ電話をすることはありません
警察官や空港職員をかたる詐欺は、巧妙な心理戦と演出を駆使して被害者を焦らせ、冷静さを失わせようとしてくる。しかし、詐欺なのだから、どこかに違和感や矛盾は出てくる。警察から突然容疑者になったと電話がくる、言葉巧みに恐怖を煽ったり脅迫したりする、送金させようとするなど、いずれも冷静に見ればおかしいところはある。
もっとも効果的な対策は「一度電話を切る」
最も効果的な対策は、まず一度電話を切ること。相手の話がどれだけ深刻に聞こえても、即断せず、後で折り返すと伝えて電話を切ってしまおう。その上で、自分から警察署や空港の公式番号に電話をかけ、本当にそのような連絡があったのかを確認すればいい。ここで、詐欺が発覚するはずだ。なお、くれぐれも相手が教えてきた番号にはかけ直さず、自分で調べてかけること。
次に重要なのが、絶対に個人情報を教えたり、金銭を送ってはならないということ。たとえ逮捕状や捜査令状を見せられても、本物である保証はない。SNS通話やメールで銀行口座やカード情報を聞かれた時点で、詐欺確定だ。そして、必ず周囲に相談してほしい。「誰にも話すな」と言われたら、なおさら家族や友人、消費者ホットライン(188番)に相談しよう。迷ったら、最寄りの警察署へ出向いて直接相談してもいい。
空港や警察官を名乗る不審な電話は詐欺の始まりかもしれない。電話番号の表示に惑わされず、焦らずに、まず疑う姿勢こそが、財産を守る第一歩になる。詐欺の事例と手口を知り、リテラシーを身に着け、冷静な対応力で被害に遭わないように自己防衛してほしい。
