というのも成長投資枠なら個別株やJ―REIT(不動産投資信託)も買えますし、外国株も買えます(つみたて投資枠では買えません)。投資初心者などで、「まずは一般的な投資信託だけ」という方の場合、つみたて投資枠から使いましょう。
いずれ個別株など成長投資枠でしか買えない金融商品にも投資したくなるかもしれません。そのときのために自由度が高い成長投資枠を温存しておくのがよいと思います。
ただ、つみたて投資枠は、名前の通り「つみたて投資」しかできません。月間投資額の上限は10万円という金融機関が多いので、10万円を超える分は成長投資枠を利用することになります。

投資初心者が成長投資枠で
金融商品を買うときの留意点
Q [NISA]成長投資枠では個別株を買うべき?
Ans. 個別株を「買うべき」ということはない。「個別株のほうがよい」というわけでもない。個別株はまとまった投資資金が必要なうえ、選ぶのは容易でない。個別株を選ぶ手間や知識に不安があれば、背伸びせず投信が正解。
Ans. 個別株を「買うべき」ということはない。「個別株のほうがよい」というわけでもない。個別株はまとまった投資資金が必要なうえ、選ぶのは容易でない。個別株を選ぶ手間や知識に不安があれば、背伸びせず投信が正解。
たまに「成長投資枠は個別株を買うもの」と思っている方がいますが、そんなことはまったくありません。銘柄選びが難しければインデックス投信やアクティブ投信、J―REITなどを買ってもよいと思います。
一般的に個別株は投資信託よりも値動きが激しい(リスクが大きい)ですし、急に業績が悪化したり、最悪の場合、倒産して紙くず同然になったりする可能性もあります。個別株はこうした固有のリスクもあるので、正直なところ初心者向きだとは思いません。